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世界的に増加するアレルギー疾患
アトピー性皮膚炎、喘息、アレルギー性鼻炎などアレルギー反応が原因で起こる疾患をいわゆる「アレルギー疾患」と呼びますが、近年、アレルギー疾患は世界的に増加傾向がみられます。
厚生省が1992〜1996年に行った「アレルギー疾患の疫学に関する研究」の結果によると、何らかのアレルギー疾患を持っている人は乳幼児28.3%、小中学生32.6%、成人30.6%と、およそ国民の3人に1人がアレルギー疾患を持っていることが判明しています。
また、学童を対象に実施されたアレルギー性鼻炎についての調査では、1970年代の前半には0.8〜2.2%であったものが、70年代後半には4〜10%と、約10年の間に5倍程度増加、愛知県で行われたアトピー性皮膚炎についての調査によると、1981年に2.8%であったものが、1992年には6.6%と、約10年で2倍強に増加したとの報告がなされています(図)。また、小学校就学時検診の結果、広島では15.3%(1992年〜1994年)、長崎では8.5%(1995年)、福岡では19.7%(1991年〜1994年)がアトピー性皮膚炎と診断されています。2001年と2002年に行なわれた厚生労働省研究班の全国検診調査では、北海道、岩手、東京、岐阜、大阪、広島、高知、福岡の小学1年生と6年生の23,719人中2,664名、すなわち11%にアトピー性皮膚炎が認められました。その内訳をみると、最重症例は0.3%、重症例は1.6%、中等症は24%、軽症は74%と、圧倒的に軽症例が多いことがわかっています。
注)アレルギー反応は、体の中に異物が侵入した時に起きる過敏な反応
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