薬物療法
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治療の目標=治療を始める際に自分で目標を決めましょう

医師の考えるアトピー性皮膚炎の治療目標の目安は、およそ以下のことです。
1)症状がない状態にする、あるいはあっても日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態にする。
2)軽い症状は続くけれど,急に悪くなることはなく、悪くなってもその状態が続かないようにする。
つまり、治療の目標は”完璧=完治”をめざすのではなく、”普通の治療で普通の生活ができる”こと。勿論、目標は人それぞれで違いますし、同じ人でもその時々により変更可能です。そうすれば、知らずしらずのうちにアトピーをコントロールできるようになっているはずです。


ぬり薬、目的:炎症を抑える
ステロイド軟膏とタクロリムス軟膏の併用療法

病気やステロイド軟膏への不安

アトピー性皮膚炎の患者さん相談会を開催すると、ステロイド軟膏を使っていいのか、ステロイド軟膏でアトピー性皮膚炎は治るのか、ステロイド軟膏でよくなってもやめればすぐに悪くなるのか、どのくらいが適量か、副作用は大丈夫か、などなど病気やステロイド軟膏への不安がいつも話題になります。さまざまな情報が氾濫し過ぎてどれを信じて治療すればいいのか不安でたまらないというのが実状なのかもしれません。不安は病気を増悪させます。不安の解消が最も大切な治療への一歩です。本稿ではステロイド軟膏の有用性や使用量の目安、副作用の程度など最新のデータ、さらに非ステロイド性免疫抑制薬であるタクロリムス軟膏の有用性や副作用について概説します。読者の皆様の不安が少しでも解消できれば幸いです。

イラスト:軟膏
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