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まずはかゆみを知ろう! どうして掻いちゃダメなの? 掻いちゃダメ!

かゆみがあると、ついついいてしまいます。掻くと気持ちが良いし、ひりひりするまで掻いてしまえば、しつこいかゆみから一時的にでものがれることが出来るからです。でも、ひどく掻くと皮膚炎ひふえんはどんどん悪化してしまいます。ひどく掻くと皮膚の細胞さいぼうなどからさまざまな炎症えんしょううなが物質ぶっしつやかゆみ神経しんけい刺激しげきする物質が出て、結果的に皮膚炎が悪化したり、かゆみが増したりするのです。

また、ひりひりするまで掻いた皮膚では、バリア(防御ぼうぎょ機能きのうが失われてしまいます。皮がむけ、しるや血が出るまで、強く掻いてしまうのは良くないことです。バリア機能の弱まった皮膚からは、アレルギーを起こす抗原こうげん(=アレルゲン)が入りやすくなりますし、またちょっとしたことが皮膚への刺激になり、かゆみ神経が過敏かびんに反応してますますかゆくなります。

いったん掻き始めると、不思議なことにそのまわりの皮膚もかゆくなったりします。そうすると、もともとかゆかった場所よりもずっと広い範囲はんいを掻いてしまい、皮膚のダメージは広がります。

皮膚のダメージは広がる

さらに、頭がかゆくてついつい掻いているうちに、治りにくい脱毛症だつもうしょうになることもあります。目のまわりを掻いているうちに、白内障はくないしょうになったり網膜剥離もうまくはくりになったりして、視力障害しりょくしょうがいが起こることもあります。かゆみと引っ掻き行動には、十分な注意と対処たいしょが必要です。

アトピー性脱毛症
アトピー性脱毛症

このホームページで理解りかいした対処法を上手に活用して、かゆみをできるだけコントロールしましょう。

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