痒みは皮膚疾患にもっともよく伴う症状です。かゆみは夜間の睡眠障害などを引き起こすために、患者さんの生活の質を低下させますので、しっかりと評価する必要があります。問診票から痒みの強さをある程度判定できれば、日常診療に有用と考えられますが、統一された問診票はございません。そこで、九州大学病院、三重大学病院、京都府立医科大学病院、東京慈恵会医科大学病院で使用されているかゆみ問診票を比較し、男女差、年齢差、地域差、評価尺度による相違などを明らかにしようと考えました。 |
|

|
平成23年4月1日から平成24年1月31日までに九州大学病院皮膚科を受診した患者さんによって記載された痒みの問診票全例(1000例)を解析対象とします。
対象者となることを希望されない方は、下記連絡先までご連絡下さい。 |
|

|
九州大学病院皮膚科で使用している右図のかゆみ問診票から、@年齢、性別、Aかゆみの有無、Bかゆみ程度(visual analogue scale)、Cかゆみの程度(verbal rating scale)、D診断名を解析し、三重大学病院、京都府立医科大学病院、東京慈恵会医科大学病院の問診票の結果と比較します。この研究を行うことで患者さんに日常診療以外の余分な負担が生じることはありません。 |

(クリックで拡大) |
|
|

|
個人情報漏洩を防ぐため、九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野においては、個人を特定できる情報を削除し、データの数字化、データファイルの暗号化などの厳格な対策を取り、第三者が個人情報を閲覧することができないようにしております。
また、本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。
|
|

|
研究を行う期間は承認日より平成29年3月31日まで |
|

|
本研究により被験者となった患者さんが直接受けることができる利益はありませんが、将来研究成果はかゆみ評価のための問診票の標準化の一助になり、多くの患者さんの治療と健康に貢献できる可能性が高いと考えます。 |
|

|
九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野・教授・古江増隆
九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野・助教・中原真希子
(研究計画書作成担当者)
三重大学皮膚科・教授・水谷 仁
京都府立医科大学皮膚科・教授・加藤則人
東京慈恵会医科大学皮膚科・講師・佐伯秀久
連絡先:〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
電話:092-642-5585(平日8:30〜17:15)
092-642-5586(夜間・休日)
担当:中原真希子
|
|
|
|