アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
合併症
アトピー性皮膚炎と細菌感染症 アトピー性皮膚炎と白内障
深川修司1)、安元慎一郎2)、絹川直子3)、野瀬善明4)、古江増隆1)
1)九州大学大学院医学研究院皮膚科、2)久留米大学医学部皮膚科、3)九州大学病院医療情報部、4)九州大学大学院医学研究院医療情報部
アトピー性皮膚炎とウィルス感染症
はじめに 研究目的 方法 結果 考察 参考文献
結果
A. カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)の治療
カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)の治療としては1980年代のアシクロビルの開発によりHSVの増殖を特異的に抑制することが可能となり、最近ではアシクロビルをプロドラッグ化したバラシクロビルも臨床応用されている。カポジ水痘様発疹症(疱疹性湿疹)を対象としたRCTとしては以下の2件が抽出された。プラセボとの比較ではアシクロビル内服により良好な治療結果がえられており、安全性も高く重篤な副作用はなかった。 バラシクロビルを用いた第II相臨床試験では、各群において有効性が確認されている。重篤な副作用はなかった。
B. 伝染性軟属腫の治療
伝染性軟属腫の治療としては伝統的に鉗子などによる摘除や液体窒素による凍結療法が行われるが、経過を観察し自然消退を待つという治療法の選択肢も存在する。鉗子などによる摘除による治療についてRCTを行ったとする報告はなく、外用薬剤についてのRCTが以下の2件抽出されたが、いずれも被験者が男性に限られているなど、スタディデザインの改善が考慮されるべきと考えられる。
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