アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
民間療法
研究分担者 中村晃一郎 埼玉医科大学皮膚科
研究協力者 滝口光次郎 埼玉医科大学皮膚科
要旨 研究目的 研究方法 研究結果 考察 結論 参考文献
民間療法
評価表の見方
評価法の見方
考察
AD患者はしばしば民間療法を利用するが、今回の結果からはADの治療において民間療法の高いEBMを示す報告例を認めることはできなかった。民間療法にはもともと定められた使用法がない場合も多く、また古くから伝えられた医術として解釈される場合もあり、このために科学的評価が困難であるという考え方も多い。また心身的にリラックスなどをもたらす場合も多いと思われる。しかし補助療法として確立されるためには今後科学的な検証による裏づけが欠かせないと思われる。
またときに民間療法の中には現代の西洋医療を排除する傾向が見られる場合も存在するのも事実であり、今回の検討においてもステロイド外用剤を主体とする現代医療を排除する不適切療法が多数認められた。このような不適切な治療法に関しては現在も増え続けていることから再認識すべきであると考えられた。






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