アトピー性皮膚炎 九州大学医学部皮膚科学教室TOPへ
シクロスポリン内服療法
研究協力者 藤本 学 金沢大学大学院医学系研究科皮膚科学
要旨 はじめに 研究目的 研究方法 結果 考察 結論 参考文献
シクロスポリン内服療法評価表一覧
評価表の見方
評価法の見方
研究方法
今回我々はシクロスポリン内服療法を用いたADの治療に関する前回のEBM報告1〜20)に加え、2003年からの新規報告もまとめて文献の検索と集積を行い、EBM表を作成して評価を行った。今回の調査対象は、PubMedあるいは医学中央雑誌データベースに収録されている2003.1.1〜2009.9.30の間に発表された論文とした。収集の対象とした論文のデザインは、ランダム化比較試験、オープン比較試験、代表的なオープン試験、およびシステマティックレビューとした。
PubMedの検索式として”cyclosporine AND (atopic eczema OR atopic dermatitis)”を用い、humanおよびclinical trial、RCT、またはmeta analysisに制限をかけると5件が検出された。そのうち研究目的と研究デザインが上記に準ずる内容が記載されているもの2件を採用した。検索の漏れを防ぐため、上記のclinical trial、RCT、またはmeta analysisの制限を外すと、52件が検出され、その中で20例以上の後ろ向き研究を行っている1件を採用した。
医学中央雑誌の検索式は「皮膚炎-アトピー性/TH or アトピー性皮膚炎/AL」AND(cyclosporine/TH or シクロスポリン/AL)limit:PT=原著CK=ヒトSH=薬物療法とした。7件が検出されたが、そのうち研究目的と研究デザインが上記に準ずる内容が記載されているもの3件を採用した。


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